2010年04月15日
長いトンネルの出口の向こうへ!
心が
折れそうに
なっていた。
どんどん下手になっていってる?
ここ数ヶ月、トーナメントクラスの
次元の違う人の速い球を打つようになってから
フォームがどんどん崩れていってしまっていた。
また、手首を傷めてからさらに思うように打てない。
今までにないことばかりで
テニスで気持ちがめげてしまう毎日だった。
厳しい状況下におかれて
私にはありえないことに、
テニスが「おもしろくなく」なりつつあった。
テニスに行くのがいや
でも自分に負けたくないから
仕方なく、義務的に、行く。
そういう表現があっていた。
こんな事ではダメだ、と自分に言い聞かせながら
いろいろ模索していて、ある動画を見つけた。
そして私はこの動画を見て
救われた。
(この動画の最後のほうにある、後ろからフェデラーを
映した部分を見てください。)
このフェデラーの背中の動きを見て
スイングが「どうあるべきか」がはっきりした。
フェデラーはテイクバックから身体を前に向けた瞬間
打点で一瞬、身体の回転が止まり、
ラケットが身体を超えて、
その勢いでまた身体が動き出している(捻られる)。
よく見ると
打点までの身体のひねりは自分の力だが
打点からの身体の捻りは自分の力ではなく
ラケットの勢いで(慣性の法則)で捻られている。
また、打点までの捻りは打つ方向よりも
多く捻ってはいない。
打点で
身体を止める。
テイクバックで捻ってから前に向くだけ
といった簡単な動きだ。
私もこのスイングの基本は知っていた。
でも
フェデラーはその動きが見ていて
はっきりとわかる。
私はトーナメントクラスの次元の違う相手に対して
さらに強打しようと思うあまりに
速くひねることばかりを意識しすぎて
タイミングが合わないと体が開きすぎることがあり
安定しない場面が多かった。
この動画を見てから
何度も何度も素振りをした。
振り替えでクラスを落とし
少しゆるいボールを基本に忠実に打つ練習もした。
やってみるとわかった!
ラケットを振るために必要な捻りは
わずかで良いんだ。
そのわずかな捻りをすばやくする。
今まで速い球を打ちたいがために
大きく捻ろうとする意識がありすぎたのかもしれない。
だから安定しなかったのだ。
いいぞ、安定しだした。
こう打てばミスしないという感覚も
だんだん掴めて来た。
手首を傷めてから思うように打てなかったのも
毎日、ダンベルで手首を鍛え筋力アップをした。
だんだん痛みも取れてきて、食込まれても
どんな体勢からでもためらうことなく打てだした。
やっと
長いトンネルの出口
が見えてきた。
私の気持ちも、
ようやく春
でも、出口は見えてきたけど出てはいない。
そう、あの次元の違う球の速さに慣れなければ!
トンネルの出口の向うに行かなければ!
がんばるぞ!