2009年03月22日
意識と無意識
先日ブログで、ボレーを
「決める意識ではなく、根気よく返すこと」を頭に
テニスをしたときに余裕が出て
落ち着いて狙えるということを書いたが、
今までとどう違うのかを分析した。
今までの「勝つテニス」では
「ボレー=決める」という
意識が大きく働いているので
打った後の構えが出来ていなかった。
構えたとしても、ボールが返ってくる事を
意識していないので遅れてしまう。
だから余裕がない。
でも、力まずに、根気よくボレーを
3回することを意識する「負けないテニス」をしていると
初めからボールが返ってくることがわかってボレーを打っているので
身体が自然と打ったら、すぐに構える事をしている。
この違いがとても大きいようだ。
以前に「ボールは必ず返ってくる」という記事の中で
打ったらすぐ構えること意識しよう!と書いたことがあるが、
頭ではわかっていても試合中は熱くなって出来ていなかった。
構えることだけ意識してもなかなか出来なかったのは
ただ「頑張って意識しよう」と考えているだけなので、
それだけを意識するという事は試合中はかなりの難しい。
そうりゃそうだよね~。
試合中は色んな事を意識しなければならないもんね~
でも、相手がミスをするまでボレーを根気よく
続けるという意識をしているだけで
自然と打ったら構えているのだ。そう、
まったくの無意識で!
1球目を打ったら2球目を待つ、
2球目を打ったら3球目を待つ。
これが自然と出来ている。
身体が勝手にそう反応する。
気持ち的にも余裕が出来て
最終的に決めることが出来る。
すごく簡単だ!
「知っている」と「出来ている」の違いは大きい。
もし、知っていても出来ないことには
きっともっと違うところに意識を向ける必要が
あるということかもしれない。
今回はかなり大きな気づきだった。
補足
-----------------------------------------
最近、頭(目線)を平行に保ち
軸をしっかり作ってボレーやスマッシュを
打つようにしているのも安定してきた要因だと思う。
2009年03月18日
負けないテニス
先日、いつもおじゃましているヨッシーさんのブログで
「本当に攻めているの?」という記事を読んで
凄くためになった
その内容の一部ですが、
>必死に食らい付いて2球相手に繋ぐことが出来れば、
>3球目は必ず何かを仕掛けようとされる。
>その時に普段のように余裕がないのが、不思議だ。
>無理をしてミスをしたり、大抵は
>ロビングを選択されるが、甘くなったりする。
本当にその通りだ。
昨日もテニスの練習試合があったので
根気よくボレーで返すことを考え
余裕があれば少し動かして、
更に余裕があれば、相手が体重の乗ってない方の
足に向かって打っていった。
するとどうだろう、
相手は絵に描いたように、無理してミスしてくれたり
甘いボールを返してきたりで簡単にポイントが取れる。
以前ブログで「負けないテニス」のことを書いたけど
まさにこれだ。
力を入れず(力まずに)にポイントを取りに行けるので
メンタルにも余裕が出来る。
相手のコートがよく見える、
落ち着いて打てる
狙 え る
ポイントが取れる
と、良いように展開する。
ダブルスではこれがとても大事だと改めて思う。
と、言うことで、
昨日はとても気持ちよくテニスが出来た。
ちょっと調子も戻ってきたかな
2009年03月16日
見えないプレッシャー
先週の日曜日にスクールの中で
一番レベルの高いシングルス大会がありました。
エントリー数も72名とスクールの中では一番大きな大会。
私は前回その下の大会で優勝したので、
もちろん勢いでエントリーしました。
でも、前日に発表されたドローを見ると、
歴代チャンピオンやベスト10に
入っている人ばかりのブロックに!!!!
初戦は3回前の大会でコンソレ優勝した人。
コンソレ優勝と言っても半端じゃない。。。
もう予選通過なんて無理。。。
でもやれるだけやろう!
とにかく100%出して負けたら仕方ない。
そう言う思いで試合に臨みました。
相手は50歳前ぐらいの人で、
ストロークをバンバン打ち込んでくる様な人ではありませんでした。
私は相手が仕掛けてくる前に、
揺さぶってウイナーを決めたいと言う思いがあり、
最初から飛ばしていきました。
その作戦通り試合の前半、主導権は私が握っていました。
でも、
この前の優勝したときと少し違っていました。
相手は、私が打ち込んでも、左右に振り回しても拾ってきます。
オープンコートを作ってのウイナーも沢山ありましたが、
粘られた末に、更にきわどいコースに打たされ
それがサイドジャストアウト。。。。
ボール一つ分とか、半分とか本当にきわどいアウト。。。
えっ、それアウト???と思うぐらいのもあったな~。
でも、アウトはアウトです。
2-2で迎えた5ゲーム目。
試合の流れは相手に傾きました。
私のウイナーよりもミスの方が多くなっていき、
最終的には2-6で負けてしまいました。
敗因は。。。
戦い方を途中で変えられなかったこと。
無理しないでもっとつないで、チャンスを待つテニスを
しなければならなかったと思います。
でも、出来なかった。
それは、相手からのプレッシャー。
攻めていかないと、何か仕掛けてきそうな雰囲気、
それは相手から受けたのではなく、大会の雰囲気から
勝手に私が思っていただけなのかもしれません。
上の大会にでて、それも強い人に当たって
自分勝手に思いこんでいたような感じです。
緊張はしていなかった。
でも、メンタルや集中力が自分の思うようにいかなかった。
この前とは微妙に違いました。
ホントに難しいものです。
試合の後で結果をコーチに話すと
コーチから「勝つテニス」と「負けないテニス」がある。
と言われました。
「対戦相手は50歳ぐらいでしょ。
高校生とかならバンバン攻めて勝つテニスを
していけるんですが、50歳とかなら負けないテニスを
してくるんですよね。ミスしないテニス。。。
その辺を知っておくとまた戦い方が分かってきます。」
以前のブログで「負けないテニス」の記事を
自分で書いたことがある。それを読み返した。
「勝つテニス」と「負けないテニス」を使い分けて
いかないといけないな~と改めて思った。
でも、自分では消極的なテニスではなく、
攻めて負けたのだから納得はしています。
今度は、もう少し冷静に試合運びが出来るよう、
また、プレッシャー飲み込まれないように頑張ろ~
2009年03月16日
力が入らない。。。
先週の試合以降、右手の感覚が変だ。
力が入らない。。。
先週の月曜日のスクールでも、右手が自分の手ではない様な感覚で
ストロークがダメダメだった
「まあ、こんな日もあるかっ」と思っていたけど、
その日以来、腕がだるく、肩胛骨の真ん中あたりを
指で押してみると痛い。そこから首に掛けての筋肉が
とてもこっている様な感覚
2月の初めから、毎週、壁打ち練習で
バックハンド400球打つようになってから、
手の痺れなんかも出てきたりしてるので、
ちょっと無理しないようにしないと。。。
2009年03月10日
「無意味な劣等感」と「つまらない優越感」
今日は、テニスとまったく違うお話。
「しゃべくりセブン」と言う番組で郷ひろみが
言っていた言葉に感動しました。
郷ひろみが「ライバルは誰ですか?」と質問された時に
「他人と自分を比べることは自分の中で
無意味な劣等感と
つまらない優越感
しか生まないと思うんです。
これをしたときの自分と、しなかったときの自分が
何年か後にどれだけ違うか、という比較だけなんです。」
というようなことを言っていました。
な~んて奥の深い言葉なんだろう。
私は今まで少なからずテニスで
「私はあの人よりは上手いかも」とか
「あの人にはかなわないかも」とか
思うことがあった。
もちろんスポーツだからライバルの存在は大きい。
ライバルがいるからこそ頑張れるし上手くなれる。
でも、上手くいえないけど上手いとか下手とかの
次元で人と自分を比べて浮かれたり落ち込んだりするのは
低次元のことだ。
もっとストイックに自分の心と対話し
今の自分とこれからの自分を比較できるように
頑張っていきたい。
何か心が洗われたような気がした。
「しゃべくりセブン」と言う番組で郷ひろみが
言っていた言葉に感動しました。
郷ひろみが「ライバルは誰ですか?」と質問された時に
「他人と自分を比べることは自分の中で
無意味な劣等感と
つまらない優越感
しか生まないと思うんです。
これをしたときの自分と、しなかったときの自分が
何年か後にどれだけ違うか、という比較だけなんです。」
というようなことを言っていました。
な~んて奥の深い言葉なんだろう。
私は今まで少なからずテニスで
「私はあの人よりは上手いかも」とか
「あの人にはかなわないかも」とか
思うことがあった。
もちろんスポーツだからライバルの存在は大きい。
ライバルがいるからこそ頑張れるし上手くなれる。
でも、上手くいえないけど上手いとか下手とかの
次元で人と自分を比べて浮かれたり落ち込んだりするのは
低次元のことだ。
もっとストイックに自分の心と対話し
今の自分とこれからの自分を比較できるように
頑張っていきたい。
何か心が洗われたような気がした。
2009年03月02日
威圧するリターン!
次はリターンのお話。
リターン自体は苦手意識もなく、
どちらかと言えば、得意な方でしたが、
速いサーブに対応するため、少し変えてみました。
どう変えたかと言うと、
ただボールの後ろにラケットをセットして
壁を作り押してやるだけ。
テイクバックを無くし、面を作ってまっすぐに当てる。
まさにボレーと同じ感覚です。
無駄を省いてシンプルな打ち方にしただけです。
そうすると相手のサーブの勢いを利用した
鋭いリターンが出来ます。
フラットで打てるのでリターンダッシュもできてネットも取れます。
早いサーブにはうってつけです。
この前もMコーチに
「ブルーコメットさんのフォアリターンは
かなり威圧感がある」
とお褒め頂きました。
今まで褒められたことのなかったMコーチから
最近、褒められるようになりました。
ちょっと進歩したかな。
2009年03月02日
ボレーは、失敗しようがない!?
今日はサーブ&ボレーのお話し
今までサーブ&ボレーは、サーブの後、素早く走って行って、
ファーストボレーをしなければならないと言う意識が先行して、
かなり体勢も突っ込んでしまっていた。
もちろん、いろんな本でも
「欲張らないで早めに止まって」と書いてあるのを
読んでいるので分かってはいるのだけど
どうしても力みがちになっていた。
だからミスも多く、苦手意識があった。
でもある日のこと、ひょんな事から
ファーストボレーのコツをつかんでしまったのだ。
その日は疲れていたので
サーブの後、ひょこひょこと力無く
前に詰めていってフォーストボレーをした。
すると、とても簡単にボールに対処できた。
ボールも見えるし、安定してボールをとらえることが出来る。
「え~、こんなに簡単に打てていいのん?」
と思うほど自分でも
びつくり
ひょこひょこと出ていったので力みもなく、
背筋が伸びて、軸が安定しているのと同時に
目線がまっすぐに保たれているので、
距離感や空間を認識しやすくなったからだと思う。
この感覚を身体で覚えてから、
サーブ&ボレーがとても楽になってきた。
また、ボレーに関してだが、
先日買った鈴木貴男のサーブ&ボレーの本に、
「早くボールの後ろにラケットをセットしてしまえば
ボレーを失敗しようがない」と書いてあった。
最初、これを読んだとき、
「そりゃ上手い人はそれで失敗しようがないって言うけど、
上手い人だからそう言えることであって
俺はにはよ~わからん」てな感じで思っていました。
でも、先日のレッスンで、飛んでくるボールの
後ろにラケットを早めにセットしてボレーをすると
本当に失敗のしようがないと言うぐらい、
安定するのが分かったのです。
鈴木貴男、すごい!
よくTコーチから、
「ブルーコメットさんは簡単なボレーを
難しく打とうとしています。
もっとボレーは気楽に、適当に
打って見てください」と言われたことがある。
昔ボレーが苦手だったころフォームのことを
いろいろ理論的に勉強しすぎて、簡単なボールでも
型にはまったフォームで打っていたような気がする。
今まで何してたんやろ~
また今まで褒られたことが一切無かったMコーチからも
「今日のボレーは落ち着いて打ててましたね~。
試合中でもとても安定して、良かったです。
また、難しいボールもボレーで更に難しいボールで
返していたのも凄かったですね~」って。。。
嘘っ!
このMコーチには今までダメ出しばかりされていたけど、
こんなに手放しに褒められたん初めてやん!
この2つの感覚を覚えてから
ボレーがさらに簡単に思えてきた。
これからもっとシンプルにテニスを考えて行こう!