2010年04月29日
新カノ、到着!
ギューーーン
そういった擬音が合っている。
空気を切ってうなりながらボールが飛んでいく。
新カノ(HEAD YOUTEKプレステージMID)である。
昨日、ニューラケットが到着した。
その夜と今日、早速使ってみた。
その感想は。。。
腰を軽く捻って腕をしならせるだけで
ホップするような走るボールが打てる。
この感覚は今までにも何度か感じてはきたが
いつも簡単に、とはいかなかった。
でも、今日は何度も同じ球が打てる!
それも楽ぅーに!
驚きだ。
ストロークの平均スピードがぐんと上がった。
今までトーナメントクラスで憧れてきたあのスピード。
かなり近づいた気がする。
また、あんまり得意とはいえないボレーだが
これまた驚くほど安定している。
でも、待てよ。
今日は調子がいいだけかもと
今一度元カノで試してみる。
ボールに伸びがない。
同じスピードのボールを打とうとするが
つまったような感覚で、なんともスッキリしない。
もちろん元カノにも良いところはある。
でも、新カノの感覚はそれを凌駕している。
ラケットを変えただけでこんなにもプレーが変わるのか!
以前、ウイルソンからヨネックスに変えたときには
それほど変わった感覚はなかったが、
今回は少し、
いや全然違う!
コーチも
「新しいラケットのほうがブルコメさんには
あっているようですね!ボールの伸びが全然違います!」
と言っていた。
自分の感覚だけでなく、
コーチからもそうみえるのなら間違いない。
また、今日行われたスクールの試合では
新カノのお陰で優勝!
やはり、私に合っているようだ。
でも、まだ完璧に使いこなしているわけではない。
今までのような感覚で打っていると駄目な場合もある。
速いボールが打てるようになって
いい気になって、最後のほうには
さらに速いボールを打とうとして
オーバーが何度かあった。
ラケットが良くなっても頭の中が変わらないと駄目だ。
今までのような力む癖をなくすように
脱力テニスを頭に叩き込まないと!
2010年04月25日
新しい恋の始まり!?
我慢できなかった。
先日のこと、ラケットの試打会があった。
私は、行くつもりにしていなかったが
コーチが是非来てくれというので仕方なく参加。
でも、2月にSIX ONE TOUR BLX90を
買ったばかりだから買うつもりは一切なし。
だから現地に行ってもこれまた仕方なくそこにある
ウイルソンのラケットで打っていた。
95で打ってみる。
なんだかしまらない、ボヨーンとした感じ。
ウイルソンの人には
「これも打ってみるといい感じですね」と行ってはみたが
SIX ONE TOUR BLX90と比べたらやはり
私にはアバウトな感じがした。
その後で自分のSIX ONE TOUR BLX90に
持ち替えて打つとやはり違う。
シャープでとても安定している。
もう、ウイルソンは打ち飽きてきたので
そこにあったヘッドのラケットを何気なく選んで
また打ってみた。
ん?
なんだ!
この感覚は!
おいおい、嘘だろ!
今までに感じたことのない安定感。
嘘だ、嘘に決まっている(>_<)。
そうだ、あえて難しい球を打ってみよう。
コーチの球出しの球を2、3歩踏み込んで
ライジングで打ってみる。
ズバーン!
たまたま、そう、たまたまだよね~
でも、
何度やっても
ズバーーーーーン!と
コートのコーナーに突き刺さる。
悪夢だ。
夢であってくれ。
いや、俺のSIX ONE TOUR BLX90なら
もっといい球が打てるはずだ!
自分のラケットに持ち替えて
ライジングで打つ!
ほら、
見事に、
ふかした・・・・。
いや、今のは打ち方が悪いだけ。。。
もう一度!
あれ、アウト?
でも、その試打ラケットは
何度やっても
ズバーーーーーン!と
コートのコーナーに突き刺さる。
あーーーーーーーーーーー、
ホントだった。
SIX ONE TOUR BLX90よりもいいラケットがあるなんて・・・。
(※あくまでも個人の感想であります。)
私を虜にしたそのラケットとは、
HEAD YOUTEK
PRESTIGE(プレステージ)MID
スペックは
面の大きさ:93inch2
ラケット長:27inch
フレーム厚:19.0mm
バランスポイント:平均310mm
重さ:平均330g
ストリングパターン:MAIN(縦)18本×CROSS(横)20本
今のラケットよりも重い。
でも、振りぬきがものすごくいい。面もぶれない。
330gの重さをまったく感じさせないバランスの良さ!
思い切り振りぬいても抑えのきいた感じで、
またこのラケットの重さでボールを潰して
打ち抜くことができる。
今のラケットでも重いかな~と思っていたが、
振れる!うん、無理なく振れる!
まさに、
麻薬のような
感覚だ。
それに比べるとSIX ONE TOUR BLX90は
ボヨーンとした感じだ。
どういうことだ。
今まであれほどシャープだったと思ってた感覚が・・・。
嘘だろ!!!!!
今までHEADなんか眼中になかった。
そうさ!スキーをしていた私にとって
HEADはスキーメーカーでしかなかったんだから!
ラケットはウイルソンが一番!
というウイルソン信者の私が。。。
うーーーーん
プレステージMIDの思い切り振りぬいた時の安定感。
面のぶれを一切感じさせない。
悩ましいぃ~
あーーーーーー、
買ってしまった。
それもその日のうちに。。。
我慢できなかったのだ。
ごめんなさい、SIX ONE TOUR BLX90
さよなら、SIX ONE TOUR BLX90
そして、許してください かみさん。
神のご加護を!
2010年04月15日
長いトンネルの出口の向こうへ!
心が
折れそうに
なっていた。
どんどん下手になっていってる?
ここ数ヶ月、トーナメントクラスの
次元の違う人の速い球を打つようになってから
フォームがどんどん崩れていってしまっていた。
また、手首を傷めてからさらに思うように打てない。
今までにないことばかりで
テニスで気持ちがめげてしまう毎日だった。
厳しい状況下におかれて
私にはありえないことに、
テニスが「おもしろくなく」なりつつあった。
テニスに行くのがいや
でも自分に負けたくないから
仕方なく、義務的に、行く。
そういう表現があっていた。
こんな事ではダメだ、と自分に言い聞かせながら
いろいろ模索していて、ある動画を見つけた。
そして私はこの動画を見て
救われた。
(この動画の最後のほうにある、後ろからフェデラーを
映した部分を見てください。)
このフェデラーの背中の動きを見て
スイングが「どうあるべきか」がはっきりした。
フェデラーはテイクバックから身体を前に向けた瞬間
打点で一瞬、身体の回転が止まり、
ラケットが身体を超えて、
その勢いでまた身体が動き出している(捻られる)。
よく見ると
打点までの身体のひねりは自分の力だが
打点からの身体の捻りは自分の力ではなく
ラケットの勢いで(慣性の法則)で捻られている。
また、打点までの捻りは打つ方向よりも
多く捻ってはいない。
打点で
身体を止める。
テイクバックで捻ってから前に向くだけ
といった簡単な動きだ。
私もこのスイングの基本は知っていた。
でも
フェデラーはその動きが見ていて
はっきりとわかる。
私はトーナメントクラスの次元の違う相手に対して
さらに強打しようと思うあまりに
速くひねることばかりを意識しすぎて
タイミングが合わないと体が開きすぎることがあり
安定しない場面が多かった。
この動画を見てから
何度も何度も素振りをした。
振り替えでクラスを落とし
少しゆるいボールを基本に忠実に打つ練習もした。
やってみるとわかった!
ラケットを振るために必要な捻りは
わずかで良いんだ。
そのわずかな捻りをすばやくする。
今まで速い球を打ちたいがために
大きく捻ろうとする意識がありすぎたのかもしれない。
だから安定しなかったのだ。
いいぞ、安定しだした。
こう打てばミスしないという感覚も
だんだん掴めて来た。
手首を傷めてから思うように打てなかったのも
毎日、ダンベルで手首を鍛え筋力アップをした。
だんだん痛みも取れてきて、食込まれても
どんな体勢からでもためらうことなく打てだした。
やっと
長いトンネルの出口
が見えてきた。
私の気持ちも、
ようやく春
でも、出口は見えてきたけど出てはいない。
そう、あの次元の違う球の速さに慣れなければ!
トンネルの出口の向うに行かなければ!
がんばるぞ!