2009年09月29日
あなたは『自分のスイッチ』が何処にあるのか知っていますか?
「プレーにおける好不調や浮き沈みを理解するためには
試合中に受けるプレッシャーを良く理解し、
それがプレーにどう関わっているのかを
知ることが大切である。」
と、私のバイブル には書いてある。
負けた人が
「緊張して上手く打てなかった」とか
「プレッシャーに負けてしまった」とか
言うのを良く聞く。
それはプレッシャーを理解していないからだ。
でもそれは、私も同じであった。
しかし、先日コーチから良いことを聞き、
プレッシャーをどう利用するのかが分かってきた。
その話をする前に少し
「私のスイッチ」に付いて話しておこう。
スイッチ?
それは、私は試合中に「あるスイッチ」が入ると、
自分でも驚くほど集中し、プレーの質がグンと上がる。
いわばスーパーサイヤ人にでもなった感覚だ。
私を知っている人に良く、
「ブルコメさんのここぞという時の集中力は
凄いものがある。」と言われる。
そう、スイッチが入ったときの私は
自分でも怖いものなしだと思える。
そう、スイッチが入れば。。。
でも、そのスイッチは何処にあるの
自分でもよく分からない。
わかっていたら苦労しないのだが、
先日、そのスイッチが
「いつ入るのか」が分かってきた。
それには
「プレッシャー曲線」と「コーチの言葉」が
関わってくる。
ところで、
皆さんはプレッシャー曲線というのをご存じですか?
上の図がプレッシャー曲線というのですが、
これを見て頂くと分かるように
適度なストレスレベルと、そのストレスによって起こるプレッシャーは、ピークパフォーマンスにとても重要で、あるレベル(中ぐらい)のプレッシャーを保つ事が出来れば、最高のパフォーマンスを生むと言うものです。
この表は以前に見ていたもので私は知っていました。
でも、
この「中ぐらいのプレッシャー」を
どう維持するのかが分かっていなかった。
でもでも、
最初に書いていたコーチからの言葉が
大きなヒントになって初めて理解できたのです。
そう、それは脈拍。
振り回しの練習をしているときに私が
肩で息をしているのを見てコーチが
「ブルコメさん、今から10秒脈拍を取りますので
数えてください」と言った。
その時脈拍は「29回」
そして、20秒あけて、もう一度計らされた。
すると「20回」
合格らしい。
コーチは「この脈拍の調整」こそ大事だという。
そしてその後のコーチの一言が
私に大きな気づきを与えた。
「脈拍が上がりすぎるもいけませんが
下がりすぎるのはもっといけません。
脈拍が上がらないと言うことは、ボーッとしているのと
同じですので、ある程度の緊張の中でこそ、
良いプレーが出来るので脈拍がどのレベルにあるのかは
とても大切です。」
と言った。
そうか!
緊張していない時は、
良いプレーを出来ない状態なのか!
それまで私は、緊張してドキドキするとプレーに
差し障りがあると考えていた。
だから心を落ち着かせて平常心で
プレーすることを常に心がけていた。
でもそれはある意味間違っていないが、
それでは最高のパフォーマンスが得られないのだ!
今までは
緊張するとラケットが振れない・・・と
マイナス思考になっていた。
緊張すればするほどマイナス思考になり、
また弱気になって崩れていく。
プレッシャーに負けていた。
そう、プレッシャーを利用できていなかった。
でも、コーチの一言から、
緊張している!
よし!いいぞ!
スイッチが入る!
と「緊張」をポジティブに
考えられるようになった。
実際、そのことから
「私のスイッチ」が何処にあるのかが分かってきた。
こうなれば
もう手探りではなく、
確実にスイッチが入れれる!
プレッシャーを理解する。
とても大切だ。
よしこれからドンドン緊張するぞ!