2007年07月06日
★シングルスのセオリー
昨日、 師匠のレッスン を受けてきた。
練習内容は、シングルスのワンゲームマッチをしただけ。
そのルールは、必ず5往復 ラリーを続けること。
もちろん単なるストローク練習ではないので
嫌なところにもボールが飛んでくるし点数も数える。
でも、粘って5回は続ける。そんな練習だ。
また、ゲームなのに好きなところに打っては行けない。
ちゃんとセオリー通りに試合を進めなければならない。
必ず相手のバック側に
返さなければ 師匠に怒られる。
これを何度も続ける。
もちろん相手の打ちにくい所に打つ。
これを延々続けて、オープンコートができたら
空いたフォア側に相手を振って、また、バック側に打って。。。。
オープンコートに打たれた側は
必死になってボールを拾い、
センターに深く返してしのぐ。
この練習を延々と3時間。。。
はっきり言ってシングルスの練習なんて
「別に大したことはしないだろうなぁ~」
と思っていたけど、とっても良い練習になった。
シングルスをしたことがある人なら
相手のバック側に返球し、オープンコートを作って
振っていくことがセオリーだと知っている事だし、
もちろん、私もこんなこと知ってはいるけど、
本番の試合中にちゃんと出来ていなかったかもしれない。
私は、ややもすると早めに決めに行って、ミスしたり、
また浅かったりで相手に逆襲にあったり。。。
なんか行き当たりばったりのボールを返していた気がする。
そう、知っているつもりだけだった。
また今回この反復練習をしていて、見えてきたものがある。
なにがかというと、
ゲームをしている、進めていると言う
「面白さ・楽しさ」をである。
ゲームの組み立てや、どうやってオープンコートを
作るかを考えながらプレーをするのは、
まるで将棋のように、数手先を考えて
相手を追い込むと言うのと同じだ。
今までシングルスをやっていて、打ち勝つことばかりを
考えていたが、そうではないのだ。
打ち勝つことを考えているとストロークの調子が悪ければ
ミスの連発だからなぁ~。
でも、この組み立てさえ頭(身体)にたたき込んで
おきさえすれば、ゲームの中でも余裕が出来る。
なんか今まで早くポイントを取ろう取ろうとしてたな~。
また、昨日の練習の中でわかった次の課題は、
フォアストローク
この前のスクールでフォアハンドがかなり出来上がって来て、
自信がついたのに、昨日は全てのスイングが良い物ばかり
ではなかった。合わせて置きにいくようなショットもあった。
これではダメだ。もう少しちゃんと振り切ってボールをコントロールしないと。
でも、これも試合の中で出来ないと意味がない。
習得と習熟は違うのだ。
もっと試合の中で打てるようにワンゲームマッチの
反復練習をしていかなければならない。
でも、昨日も確実に得るものがあった。
山を越えると、
直ぐに次の山が見えてくる。
そして今越えてきた山が
丘であることに気付く
また、この山を越えて、
その山の向こうにある山を見るのが楽しみだ。