2007年07月16日
危うし!涙のシングルス(その2)
ホントついていない、
試合当日にぎっくり腰とは、、、。(前回のお話)
20度しか曲がらない腰で
ストロークが打てるのか???
前にボールを落とされたら拾えないだろな~。
でも、私の中にはわずかな希望?があった。
それは、20度しか曲がらない腰だ。
それが、もしかしたら武器になるかも。
背筋を伸ばしておかないと激痛が走るので
自ずと姿勢が「ぴんっ」となる。
第一試合、
腰を気をつけながらサーブを打つ。
おっ打てた。
ストロークも腰に気を使いながら打つ。
おっ、安定している。
でもボールを地面から拾うとき痛いな~。
足とラケットにボールをはさんで拾おう。
今日はとにかく、叩き込まないで
慎重に打ってつないでいこう。
相手は、バック側に打つと
ミスをしてくれるのでここをつくしかない。
なんか背筋が伸びてサーブもいつもより入し
ストロークも力まないのでちゃんと狙える。
これは、いけるかも!!!
結局、20度しか曲がらない腰のお陰で
6-0の大勝利!
これは以外だ。
そして 第2試合
今度の相手は強い。
でも私はスタイルを変えずに粘った。
そして、6-1で勝ったのだ。
ここまでサーブのダブルフォルトは「0」
なんかいつもより調子ええや~ん
そして迎えた 決勝戦。。。
相手は50過ぎのちょっとひ弱な感じの人。
なんでこの人が決勝に。。。
楽勝かも。。。
私は今までのスタイルを変えずに
慎重にバック側へボールを集中させる。
でも、相手は拾う、そしてまた拾う。
そのうち私がミス。
相手のスタイルを見るために
2ゲームぐらいは探りを入れようと思っていたのが
あれよあれよと、
1-5に。。。
負ける。
このままでは、絶対負ける。
温存していた体力をここで使わないと
そして、腰を気にせず、打っていかなければ
確実に負ける。
あと1ゲーム落とせば負けるのだ。
私はここから戦闘モードに入った。
腰を落として背筋を伸ばして、ボールに集中。
甘い球は、ボールを最後まで見て叩き込んだ。
サーブも球種を変えて相手を惑わせながらポイントを重ねた。
ぎっくり腰のお陰で軸がぶれない。
そう、戦闘モードでも腰は大丈夫だ。
そして
4ゲーム連取で5-5に。。。
やっと追いついた。
でも、ここからが勝負だ。
そして6-6になりタイブレークに。
ねばった、
でも相手も強かった。
結局タイブレークは
4-7で負けてしまった。
でも、今までにない良い試合で
試合後には、お互いがお互いの健闘を称えた。
「今度は負けませんよ~」 すがすがしく言えた。
お互い、また試合をしましょう、と名前を教えあい
試合会場を後にした。
ぎっくり腰。
とても試合にはならないと思った。
でも体軸を意識できた「ぎっくり腰効果」は
絶大だった。
マイナスをプラスに変えた
忘れられない一日になった。
2007年07月16日
危うし!涙のシングルス(その1)
シングルスの試合当日の朝、
スクールでシングルス専科のレッスンを受ける。
帰ってからシャワーを浴びて足をストレッチ。
腰が少し疲れているので更にストレッチ。
そして、机に手をついて腰を伸ばす。
あっ、
えっ?
ぎゃーーーーー!!!!
あかん、
ううううぅっ
いっ痛いっ。
動かれへん。。。
そう、やってしまったのだ
ぎっくり腰。。。。
今まで「ぎっくり腰」を2回やっていたので
慎重に伸ばしたのだが、やってしまった。
これでは試合に出れないかも。。。
試合は夜、
とにかく安静にしてベッドに横になる。
3時間ぐらいして、ちょっとはましになったが 腰は
20度ぐらいしか曲がらない。
それ以上曲げると激痛が。。。
かみさんに「ぎっくり腰用のサポーター」を
出してもらい、とにかく試合に向かう。
あーー、きっと勝てないな~。
それどころか、途中棄権ってことも十分ありえる。
でもまてよ。。。
『腰が20度しか曲がらないんだったら
体軸もぶれないし、力まないで打てるからかって良いかも』
と淡いプラス思考で会場へと向かった。
つづく。