2009年02月20日
メンタルと集中力
今回の試合(シングルス)での勝因を
忘れないうちに書いておこうと思う。
それは自分でも信じられないぐらい集中できたことと
メンタル的に崩れなかったこと。
集中力に関しては、
何からも気持ちを乱されることなく淡々とテニスができた。
まるで
壁打ちをしているように。。。
相手もポイントもほとんど気にならなかった。
1ポイント1ポイントに集中できていた。
極端な言い方をすれば、どの相手とあたっても終始、
「独り」でテニスをしている感覚。
とても冷静に時間が過ぎていった。
実際、私は毎週土曜日に2時間ほど壁打ちをしている。
無言でボールだけに集中して打っている。
壁打ちの練習は、ミスショットをすれば、
どこがダメだったのかも良くわかる。
ポイントなども意識せずにそのスイングだけに意識も出来る。
きっとその壁打ちのおかげで、
知らず知らずに集中力が養えたのかも知れない。
また、対戦相手を見て
自分で勝手に結果を予想しない
ことも大きな要因だった。
だからこそ自分が出し切れた。
今までは
「この人には勝てる!」とか
「この人には勝てないかも」とか、
どこかで決めていたので
勝てる相手にポイントを先行されれば焦るし、
勝てない相手にマッチポイントを取られれば諦めてしまっていた。
そして今回、モチベーションを上げる言葉、
「打てる、勝てる、大丈夫」と常に口に出した。
いつもの私の悪い癖 は、
友人とダブルスの練習試合のとき、自分がミスをすると
「なんでそんなんミスんね~ん」
「振り切れてないや~ん」
のような自分をたしなめるような言葉を口にする。
それが集中できない原因であり、
メンタル的にもだめになっていく原因だった気がする。
今回の試合ではミスしても叫ばず、
決してマイナスな言葉は口にしなかった。
また、相手に決められても、「やばい」とか
「次もウイナーを打たれたらどうしよう」とか一切思わず
「今のは仕方ない、次はもっと強気で打とう!」と
すぐ気持ちを切り替えることが出来た。
ボールを拾いに行くときも自分のペースで
ゆっくり歩いて、その時間で心を落ち着かせた。
壁打ちのときと同じように、
失敗してもウイナーを決めても声も出さず、
淡々とテニスをした。
さすがに決勝戦では、リスキーなショットを
打たなければならない場面で、それを決めたときは
小さくガッツポーズをワザとした。
これは相手に私が自信満々にプレーをしている、
マッチポイントを取られてても私がびびってない、
と言うとことを見せて脅威を感じてもらえればと思っての行動。
ボクシングで打たれても打たれても立ち上がる相手は
いやだということを聞いたことがある。。。
負けているのに最後まで諦めずに挑戦的に
打ってくる相手は誰もがいやだしやりにくいと思う。
これも功を奏し、最後には相手の方がびびって
消極的なプレーになっていた。
試合後にスクールの支配人と話したときに
「ここまで接戦となったら
実力の差はない。
最後は気持ちの差だけだ!」
と言っていた。
私もそう思う。
テニスの試合はメンタルが大きく作用する。
練習中に打てても試合で打てないのは気持ちだけだ。
私もメンタルをもっと強くしていきたい。
今回、自分でもいろんなことが経験できた。
これを次の試合に生かしていきたい。
また、もっとショットに自信もつけていかないといけない。
がんばろう。
【今回の試合で学んだこと】
・壁打ちしているように集中する。
・「打てる、勝てる、大丈夫」など自己暗示の言葉を口にする。
・サイドチェンジの時は貧乏ゆすりをする(足があったまって動きやすい)。
・転がったボールを取りに行くときにはゆっくりと取りに行き、
そこで心を落ち着かせるなり自己暗示の言葉を言う。
・最後まであきらめない。
・入れに行かない。
・対戦相手を見て自分で結果を予想しないこと。
・自分のテニスをする、自分を出し切る。