2009年06月01日
セルフジャッジの希望的観測
アウト!
えっ、今の入っていましたよ~!
昨日、久しぶりに昔の友人のテニスサークルに
参加したときのことである。
練習試合をしている時にそれは起こった。
相手前衛のアレーへの強烈なスマッシュを
私のペア(雁行で後衛)がアウトのジャッジ。
でも、確実に入ってました。
それも微妙なライン際とかではなく、
ベースラインより70~80cmは中に入ってました。
一瞬、私は 「え?」 と思いましたが、
太陽の加減でコートが光って
はっきりと見えなかったんだと直ぐに思いました。
そして、彼はアウトかどうかはっきり見えなかったも関わらず、
ボールの軌道から「アウト」と思い込み、
そう言ったに違いありません。
そう、希望的観測。
アウトっぽいボールを
アウトと思いこみ、そうジャッジする。
初心者や、ボールをよく見ていない人に
あることだと思います。
もちろん、ズル(わざと)でジャッジを
自分の有利な方に言っている訳ではさそうなので、
この辺を強く追求すると ケンカ になってしまいます。
その直ぐ後に、スマッシュを打った相手が
「入ってましたよ~」と悲しそうに言いました。
それに対し、私のペアは「出てました」と言いました。
かなり確信をもって!
もうこれ以上このジャッジで何かを言うと
もめそうな雰囲気だったので、誰も何も言いませんでした。
でも、そのスマッシュを打った相手が
ペアのジャッジを不服に思い、私にジャッジを
求めてきたら迷うことなく「入ってました」と
言ったでしょうけど。
長年テニスをやっている方なら、
何度か試合でセルフジャッジでもめたことも
あるかもしれませんが、もめることでその後の
プレーに差し障りが出るようなら、最初からもめないで
セルフジャッジを受け容れる方が良いかもしれません。
私は基本的に、自分のペアが確信を持って言った
ジャッジを覆そうとは思いません。
また、相手のミスジャッジに対しても何も言いません。
無用なトラブルでゲーム自体が楽しくなくなったり
人間関係が壊れてしまうのは悲しいですからね。
人も完璧ではありませんので、
見間違えもあります。その辺はアバウトに考えないと
セルフジャッジで試合はできません。
でも、セルフジャッジでは、
自分の希望的観測ではなく、
相手に有利なジャッジを
心がけたいものですね。
でも、
たまに、
あまりにも 紳士的すぎるのも、困るときがあります。
えっ、
今の入ってました?
自分の打ったサーブがフォルトと思って
返ってきたボールに反応しなかったときはね